今はOLしている女性です。私の高校受験時のお話です。中学時代、学校が少し荒れていて、同じ中学から通う子が少ない遠方の高校を受験しました。今の環境や自分の運命を変えたくて、とにかく勉強に打ち込みました。受験校として選んだ第一志望の高校は、新しく2つの高校が併合されて、新しい名前になり、新しい学科ができた、全く過去データのない高校でした。当然、受験の傾向も倍率も読めません。予備校で聞いても、傾向は読めないと…新聞に出た倍率を見て、私は愕然としました。こんなの無理じゃん!て…面接のみで合否を決める、1回目の試験は不合格。ペーパーで合否を決める2回目の試験に運命を託しました。試験受験後、私は母と、時にはペットも兄弟も連れて、みんなで毎日神社にお参りしました。受験番号を口走りながら、鳥居を抜けて、境内を抜けて、本堂まで。帰りもまた鳥居を抜けるまで、番号を口ずさむことを忘れずに。受験期間で、気持ちは不安定だけど、早く合格が欲しいけど、私はこの神社に向かう時間を楽しんでいた気がします。結果、無事に第一志望の高校に合格することができました。周りの環境は劇的に変わりました。毎日笑顔で楽しくて、仕方がない高校生活が私を待っていました。精一杯努力したことを確認するように、一歩一歩本堂へ向かった毎日は、私にとって自分を見つめ直す貴重な時間となりました。自分に自信が持て、心が落ち着いていく感覚も実感できました。今は離れて暮らしておりますが、みんなで神社に行ったこと、訪れた合格発表とその時の嬉し涙までが、家族との思い出の一つになったことも良い経験だったと振り返ってみて思います。もし受験を控えている方が居るなら…勉強や結果に追われる時間は本当に辛いですが、振り返ってみると本当に貴重な経験になります。あの経験なしには、今いる私は作られないと思っています。ゴールまであと少し!と奮い立たせて、どうか良い未来を掴みとれますように。
26歳女 高校受験成功の願掛け
