31歳 女性 続ける事ができた自分を褒めたい

こんにちは、咲愛です。

私には、2人の子どもがいます。

1人目を妊娠しているときは、とてもうれしく、会える日を待ちわびていました。

母親教室にも行き、出産のことを看護師さんや助産師さんから聞いて、想像を膨らませていました。

しかし、教科書通りの出産なんて言うもは、ほどんとなく、私の場合も私が思っていたものとかけ離れたものとなりました。

それは、なかなかお産が進まず、最終的に緊急帝王切開となってしまったことでした。

その後の子育ても、慣れていないことばかりで、毎日、とにかくしんどいといった感じでした。

そんな子育てに慣れてきたころ、2人目を妊娠しました。

うれしさはありましたが、出産への恐怖と産後のマタニティブルーやうつが心配になってきました。

まだ、なにもなっていないのに、不安でした。

一つずつ解決していこうと考え、私は、手術が怖いんだ、とわかりました。

そこで、帝王切開後にも普通分娩ができる病院を探すことにしました。

病院はありましたが、危険も伴うことの説明を受けました。

どうか、最後まで頑張れますように、集中が続きますように、諦めませんように、そして、何より、私と赤ちゃんの命が危険になるようなことがありませんように、こんなことを願ようになりました。

その時の自分にできることは、体重を増やし過ぎないこと、適度な運動をすることしかありませんでしたが、何かしたい気持ちが抑えきれず、私は、写経をすることにしました。

もともと字を書くことが好きだし、筆も上達できるかもということもあったので、はじめることは簡単でした。

しかし、これが思っていたより、長いのです。

私は1時間半から2時間かかります。

でも、どうか私たちを守って、私に越えさせて欲しい、そのことばかりを考え、毎日毎日書き続けました。

家族も私のその姿をバカにしたりはしませんでした。

お腹もどんどん大きくなり、机に向かうときに邪魔になるほどでしたが、とにかく続けました。

ついに始まった陣痛は、やはり痛く、辛く、やはり大変なことでした。

周りの気遣いも、もうどうでもよくなるような感覚になっていたとき、主人が「あんなに写経がんばってたやん!てきるよ!」と声をかけてくれました。

『こんな時になんて?え?写経だって?』と一瞬思ったのですが、ふと我に返り、『そうやった』と。

そして、ものすごく時間はかかりましたが、命に係わることなく終えることができました。

続けてきた結果、自分への自信ともなりました。

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