50歳の男性です。「願掛けしたエピソード」を紹介します。私の「願掛け」は、ありふれているかもしれませんが、豊川稲荷の初詣に毎年出掛け、家内安全、商売繁盛を絵馬に願掛けすることです。そもそものきっかけは、妻との出会いで、妻と出会ったのは、私が33歳で妻が27歳の時でした。最初は共通の趣味を通してメールで知り合い、初対面は妻が私の街まで、電車で来てくれました。わざわざ私の所まで来てくれた女性は、妻が初めてで、とても嬉しかったことは忘れません。妻の住む愛知県三河地区と私の住む静岡県駿河地区と、その距離は約150kmもあって、完全な遠距離恋愛でした。それでも、私は妻の所に、毎週、車や電車で通いました。それまで、私は大学も東京だったので、東にばかり目が向いていて、西には全く目を向けていなかったのですが、妻と出会って、初めて愛知県三河地区を知り、妻と三河の良さに魅了されました。そして、私は34歳で豊川稲荷の初詣を初体験しました。その後、正式に婚約し、妻と結ばれ、結婚し、二人の子供にも恵まれました。バラが咲いたと言う歌がありますが、まさにその歌の通り、それまで一人ぼっちで、寂しかった僕の庭が明るくなった時でした。最初の豊川稲荷の初詣の心情は、「生きてて良かった。」です。初めて見た豊川稲荷の初物では、あんなに厳かで大きいのに庶民的な感覚のある神社は、生まれて初めてだったので、全てが新鮮でした。上手く言えませんが、何というか、ただただ人が多い関東の明治神宮や、逆に厳かすぎる伊勢神宮などの超有名な神社とは違って、非常に庶民的でありながら、その歴史と荘厳さを兼ね備えた感じで、鳥肌が立ったのは、何年たっても変わりません。今でも毎年、豊川稲荷の絵馬に願掛けし、初心に戻り、妻との出会いに感謝しています。後悔しているのは、豊川稲荷の初詣には、予約で精進料理を御馳走に慣れるコースがあって、それをつい最近まで知らなかったことです。知ってからは、毎年、お世話になっています。良かったのは、やっぱり、東と西で全然、文化も風土も人間も違うという事が分かったことです。妻と出会わなければ、それまで気品の高そうな女性ばかり告白してしまい、結果いつも、振られてばかりいたので、きっと、私は卑屈な人間になっていました。でも、明るくてお茶目な妻は、きっと関東系にはあまり見ない毎日かあさんみたいな懐の広い母性本能をたっぷり持った明るい女性なので、それに完全に魅了されてしまいました。(きっと愛知県よりも西の日本には沢山いるタイプの女性なのかもしれません。)妻もどちらか問うアニメオタクで、本来、男性は苦手な人でしたかた、なんで、俺だって、男だけど、と聞きましたが、どちらかと言うと女性っぽい私が、逆に、一緒に居て、安心して何でも話せて、信用してもらえたとのことでした。いずれにせよ、この出会いの運命を与えてくれた神様に、豊川稲荷を通して、毎年感謝しています。絵馬への願掛けは、受験や出産など、一時的に行うのも良いのですが、毎年毎年、欠かさず行うことも大事だと思います。毎年、神様に一年間の報告とこれからも平穏無事であることを祈ることで、心も落ち着きます。そんな一年の振り返りと希望のきっかけに、「願掛け」を活用してみても良いと思います。おみくじも良いけど、私は断然、絵馬派です。絵馬を是非!
34歳男性、豊川稲荷の初詣の願掛けで妻と一緒になりました
