30代女性で工業用製品の卸をしている中小企業勤務です。通関業ではないのですが、輸出入が増えてきたこともあり、業務遂行上必須の資格ではないですが、貿易業界のルールを体系的に学ぶため、知識を活かして仕事の幅を広げたいと思い、通算で約半年間かけて勉強し、国家資格である通関士資格を2年前に取得しました。難易度は上位に入るような難関資格ではなく、1・2回程度の受験で合格すると言われていますが、1年に1度しか試験が実施されておらず、合格率を見ても10~20%と低水準ですし、社会人になってからは勉強という習慣からすっかり遠ざかっていた私にとっては、仕事終え帰宅してから毎日欠かさず勉強を続けることだけでも難しかったので、私にとってはチャレンジングな経験でした。勉強と並行して、願掛けもしました。数年前から必ず元旦に初詣へ行きお参りはしていましたが、「この年も試験に合格しますように」と神様へお願いをしました。また、勉強時間を毎日記録するようにしました。初詣へ行きお願いしたことで、今年も1年の良いスタートを切れたと思えたこと、「努力するので合格させてください」と自分の中で決意表明にもなったことが、勉強をスタートする気持ちのスイッチが自然に入ったと思います。何もこういったことをせず、やると決めた日から毎日続けられる方は本当に尊敬しますが、私は三日坊主でメンタルが強くないため、この願掛けは、仕事と勉強を両立させる生活を迎えるにあたって、気持ちを落ち着かせて、決意を固くしてくれ、とても大事でした。願掛けは、困ったときの神頼みという表面的な言葉通りの物ではなく、人の心を落ち着かせてくれる自分への儀式的な物のようにも捉えることが出来ました。また、合格するには勉強時間ではなく中身が大事なのはいうまでもないですが、受験の日まで毎日の勉強し時間を記録したことで、受験当日は、これだけ勉強したんだから大丈夫!と思い臨むことが出来ました。結果として、自分のお守りのようなものとなり良い願掛けになりました。特に勉強関連で願掛けしようと思っている方がいれば、形や物は何でもいいし、自分のやりやすいことでいいと思います。願うことは思いを強くし、思いは行動を変えると思います。願掛けをする意味を自分に説いてみることが大事なのかなと思います。
32歳女 国家試験に合格し達成感でいっぱい
