36歳女、蜘蛛を見かけたらをクロスしてお礼を言う

私は三十代で会社員をしています。

小さな頃から占いやおまじない、そしてジンクスなどをとても信じる方で、みんながやっているようなジンクスを信じていたり、自分流のジンクスを作ってしまったりしていました。

そのなかでも小学生くらいから信じているジンクスで、未だにまだ取り入れているジンクスがあります。

それは、蜘蛛を見かけたら指でクロスを作って、「この家を守ってくれてありがとう」と声に出したり心のなかで呟くようにするのです。

すると、蜘蛛が私のことを守ってくれて嫌なことから助けてくれる、そんな気がしたのです。

もしも蜘蛛を見つけてもクロスをして言わなかったら、蜘蛛がご機嫌を悪くして嫌なことが起こると思ってしまい、大人になった今でもこの蜘蛛のジンクスを忘れることは出来ません。

家のなかで蜘蛛を見かけたときにはクロスをして呟くのは簡単なのですが、職場や外出先で蜘蛛を見かけたときには、なかなかクロスをすること自体が勇気がいるのでそっとしているようにしています。

小学生くらいから取り入れているこのジンクスを、大人になった今でも取り入れているのは、あるきっかけがあったからです。

そろそろこんなジンクスを信じるのもバカらしいのではないかと思い始めた小学校の高学年に差し掛かった頃、このジンクスを取り入れるのをやめました。

すると、やめた途端に好きだった男の子が転校していくことになったのです。

あまりにもショックであったものの、これは蜘蛛さんが怒っているのだと、それからこのジンクスをやめることが怖くなったのです。

それからは蜘蛛を見かける度に指をクロスして、「この家を守ってくれてありがとう」と呟いています。

私だけのオリジナルのジンクスではありますが、やめたらいけないような気がしてやめられません。

外出先ではどうにか蜘蛛を見ることがないようにと、ついつい祈ってしまうのはいけないことなのかもしれませんが、やはり人前でクロスをするのは恥ずかしいですね。

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