50代の主婦ですが、子供の頃から気にして行い続けているジンクスが一つあります。子供の頃に、近所の友達の間で救急車を見たら親指を隠さないと親が早死にしてしまうと教えられ友達がみんなやっていました。それから年を取っても、子供の頃からのあの時に聞いたジンクスが気になっており救急車を見ると必ず親指を隠すようにしています。自分では、救急車を見たからって親指を隠したら親が早死にすることはないと頭では分かっていますが、もしここで親指を隠さないと自分のせいで親が死んでしまうのではないかと思ってしまい今でも瞬間的に隠してしまいます。そんな私のジンクスを知った私の子供が、同じように救急車を見ると親指を隠すようになりました。子供が、救急車を見るとすぐに親指を隠している姿を見ると親である自分のことを大切にしてくれるんだろうと何だか感動してしまいます。自分のジンクスをまさか、子供が受け継いでくれてくれるとは思っていなかったので何ともいえない気分でもあります。他人から見ればくだらない、子供の頃に流行ったジンクスではありますがこのジンクスには親を思う子供心があるような気がしています。子供が、この私のジンクスを同じようにするまではいい加減くだらないジンクスは止めようと思っていました。しかし、いつの間にか子供が同じようにジンクスをしてくれるようになりこのジンクスはいいジンクスかもしれないと思えるようになりました。ジンクスは、気持ちの問題で良くも悪くもその人にとっては大切なものだと思います。子供の頃に、なぜこの救急車を見たら親指を隠せというジンクスが流行ったのかは分かりませんがいいジンクスに出会えて良かったと思います。親もすでに年を取ってしまいましたが、まだ元気でいるのでこれからもこの救急車を見たら親指を隠し続けようと思っています。それが、自分の出来る気持ちのうえでの、親孝行になるのではないかと思うからです。
52歳女性 救急車を見たら親指を隠せ
