私は41歳の会社員です。ずっと田舎に住んでいることもあり、車で移動する生活を続けています。小さい頃は親の運転する車で移動し、高校在学中の18歳で免許を取ってからは自分で車を運転する生活です。そんな私のジンクスは「車を洗うとすぐに雨が降る」というものです。19歳で中古の軽自動車を買ってから、通算5台の車を運転してきました。比較的きれい好きな私は、まめに車を洗車してきました。初めは何も気にしていなかったのですが、ある日、友人たちと車の話をしている時に、「洗車と雨」が話題になりました。洗車をすると、雨が降り、せっかく洗った車が汚れてしまうというものです。広く一般的に言われているようで、友人たちも同意していました。私も自分のことを振りかえってみると、確かに経験があるなと思いました。気になる女の子と遊びに行く前日に、タイヤのホイールまでキレイにしたのに、肝心のデート当日が雨で、泥水でアッサリ汚れた、少し高い洗車コースを利用したら、その日に夕立が降り、汚れてしまったなど、少し思い出すだけでもたくさん出てきます。その日以来、洗車する時は必ず天気予報を確認するようになりました。当日はもちろん週間天気予報もチェックしていますが、それでも予想外の雨により車が汚れてしまいます。もはや人智を越えた神の領域なのかと、呆れてしまいました。そんな私に朗報が舞い込みました。今から5年前のことです。車検のためディーラーを訪れ、営業さんと話していた時のことです。車検が終わり、洗車をしてもらってキレイになった車を見ながら、「またすぐにでも雨が降るんだろうな」と私は言いました。すると、営業さんは「車は汚れてしまうけど、ボディの耐久性の事を考えたら、雨の前に洗車した方が良いんですよ」と教えてくれました。酸性雨の影響でボディに負担がかかるので、洗車してコーティングしておいた方が、ボディが長持ちするし、洗車した後の方が、汚れにくくなるそうです。そうやってケアすることで、車を下取りに出す時の査定の金額で大きく差が出るそうです。この事を聞いて以来、私は同じように洗車前に天気予報を確認して、雨の直前に洗車をするようになりました。予報が外れて、雨が降らなくても、車がキレイなままなのでOKと思えるようになり、精神的に楽になりました。
41歳男 洗車すると雨が降る
