40代の主婦です。私は子供の頃から旅行前や試験の前には近所の神社、通称「お稲荷さん」にお参りにいって旅の無事や試験の合格をお願いしています。神社と言っても、神主さんがいるような大きな神社ではなく、個人が建てた小さな祠といくつかの鳥居があるだけの本当に小さな神社です。しかし、私や私の家族の生活には非常に密着していて、お願い事があると小さい時から必ず手を合わせに行っていました。歩いて5分程度の場所にあるため、お稲荷さんに行くときには家から直接行き、そのまま直接家に戻る、所謂「直交直帰」です。しかし、たまたま旅行前日にお稲荷さんにお参りに行った帰りに、旅行の当日の朝食用のパンを買いたくて家に真っすぐに帰らず、途中でコンビニによって買い物をしてから帰ったことがありました。そのときは特に何も気にすることは無かったのですが、そのときの旅行では化粧品を忘れてしまったり、食べたいと思っていたレストランが臨時休業だったりと、想定外のことが沢山起こりました。これは、お稲荷さんにお参りに行った帰りに寄り道をしたからではないだろうか?と思い、それ以来お稲荷さんにお参りに行くときは、「直行直帰」を徹底しています。コンビニに行きたいと思ったときは、一回家に帰ってから、もう一度コンビニに行くという徹底っぷりです。だからと言って旅の忘れ物が全くなくなる訳でもありませんし、想定外のことはそれ以降の旅行でもよく起きましたが、毎回、想定外のことが起きても、大事には至らず大難が小難ですんでいます。これはお稲荷さんが守って下さっているからだと私や私の家族は信じています。だから、寄り道をしたことと旅先での想定外の出来事の間に科学的な因果関係など全くないと頭では分かっているのですが、神参りには「ついで」はしないと決めました。ようは気持ちの問題で、心のどこかで「お稲荷さんにお参りにいくのに、ついでに何かしてしまったのは、神様に対して失礼なことだった」と後ろめたい気持ちがあったのでしょう。だから、旅行中も何か心に引っ掛かるものがあり、ちょっとした出来事も悪くとってしまったのだと思います。私にとっては神参りを直行直帰することが旅などの日常から離れた何かをするときに心の安定を保つ効果があります。ジンクスは一般的には科学的な根拠などないものが多いですし、私のジンクスも当然科学的な根拠などありません。しかし、それによって心の安定を保てるならば、十分な効力があると思っています。だから、他人がやって良かったジンクスを自分もやってみたけど効果が無かったというのはごく自然なことで、自分自身のジンクスを作ることがよいと思っています。
42歳 女性 神参りをするときは必ず直行直帰で寄り道厳禁
