将来のためにお金を貯めたい。日常的に貯蓄することを意識しだしたのは30歳くらいの頃でした。会社員生活を続ける中、20代の頃までは趣味の音楽鑑賞や美術館巡りにお金を使い、ランチや夕食には外食をすることも多く、ボーナスが出れば海外旅行に行ったりと、はっきり言って貯蓄という意識がほとんどありませんでした。というのも自分の場合、独身で実家暮らしのため生活費があまりかからなかったからです。ところが30代になると、まわりの友人たちの多くが結婚していき、既婚者ならではの苦労話などをよく耳にするようになりました。その中でも一番多かったのが「お金の話」でした。やはり家庭を持つようになると住宅費、水道光熱費、教育費、保険など、独身の頃とは比較にならないほどお金がかかり始めるようです。そんな話を聞いているうちに、自分はまだ独身でしたが「このままではマズイ。今からできるだけ貯金をしよう」と思うようになりました。それ以来、私が現在までずっと続けているお金の貯め方をいくつかご紹介したいと思います。まず1つ目は「お給料の一部をあらかじめ貯蓄用の口座に移す」ということです。よく言われていることですが、「余った分を貯金しよう」というやり方だと、よほどしっかりした人でない限りなかなか貯まらないものです。これを最初に貯金するやり方にすれば、「そのお金は最初から無いもの」として手を付けないため貯まりやすいのです。毎月自然にお金が貯まる感覚なので、どんな人にもおすすめできる方法です。2つ目は「外食をできるだけ控えること」です。外食はラクなので習慣になっている方もいるかと思いますが、何と言っても自炊に比べて高い!なにせ食べるための過程をすべて他人にやってもらうため、人件費などが上乗せされて非常に割高です。そこで無理のない範囲で、会社のランチをお弁当やお茶持参にしたり、休日の外食を半分に減らすなど、できる限り自炊に励むことにしました。するとやはり食費が大幅に減りました!自炊を続けるポイントはストレスにならない程度にやること。慣れてしまえばさほど苦にならないので1か月だけでも続けてみましょう。3つ目は「いらないモノを買わないこと」です。私の場合、20代の頃は店頭や雑誌などで見かけて「欲しい!」と思った服や化粧品などを躊躇なく買っていました。しかし欲しいという理由で買ったものは、その後にあまり使わないことも多く結局無駄になることも。一方で「必要だから」買ったものは実際に使うためゴミになることはまずありません。買い物の基準を欲しいではなく必要という視点に変えると、無駄が減って思いのほかお金が貯まるようになります。以上、お金を貯めるための3つの方法をご紹介しました。ポイントは日頃から貯蓄を意識して生活することです。多少時間はかかっても着実に貯まる方法なので、みなさんにもぜひおすすめしたいと思います。
43歳女性 日頃から貯蓄を意識した生活をしてコツコツ貯める
