39歳女 おまじないに踊らされた青春時代

あれは今からうん十年前中学2年生の文化祭の日でした。


ステージの前にたち、マイクを握りしめている自分を今日のことのように思い出します。


遡れば、、、当時地元では開店したばかりのカラオケ店で小室哲也さんプロデュースの楽曲を歌うことが青春だった私はすっかり歌手気取り。

歌が大好きで自慢ではありませんがクラス1、学年1、地元1、、そこまでにないしろ上手いことは確かだったと思っていました。

(思い込んでいました汗)
 そしてクラスメイトから文化祭の歌自慢コンテストに出なさいよとせかされ、あれよあれよという間に文化祭当日を迎えました。

いつもなら少人数でカラオケBOXに入り、伸び伸びと歌を歌っていましたが、ステージのカーテン越しから聞こえる無数の生徒数を想像すると。





足が震えました。


 いつもは怖い竹刀をもった体育の先生やら、憧れの英語の先生、そして恋をしていた野球部の先輩。





皆さまステージの前にいらっしゃることが脳裏を書き廻ると一瞬気を失いそうになりました(笑)しかしステージは待っていません。


そして窮地に陥った私はある「おまじない」を思い出すのです。


そう。



かの有名な「人という文字を3回書いて飲む」です。


とにかくこのカッチコチに固まった身体と精神状態を何とかしたくてギトギトに汗ばんだ手で「ひ。







ひと。







ひと。





ひと。







うぐぐ。




その直後この「おまじない」を教えてくれた人に怒りがふつふつと沸いてきました。

なぜなら、そう「全く効果なし」なのです。


そもそもこの「人を3回って3回ってなに?2回じゃだめなの?
」そして何故「人!?」

いろんな考えが一瞬でぐるぐると回りましたが、悲しいかな
イントロが流れてきました。


「それでは歌って頂きましょう!ハローアゲイン!昔からある場所!」
・・・・・・そのあとの光景は今思い出しただけでも色んな汗が吹き出します。

私の黒歴史です。


歌では「き~おく中で~ずっと二人は生きていける~」とありますが、皆の記憶を消して~泣と叫ぶアラフォー深夜0時。

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